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ゲーム「One Shot」感想

こんにちは。お菓子の食べすぎと運動不足が祟りいよいよ体重が最高記録に達した秋見鳥です。お正月に帰省する前に何とかしないとやばいがもう1か月ない。そもそも帰省するかどうかも微妙なのですが、それはそれとして痩せたい。痩せたいけれどお菓子を食べる手が止まらない。霞を食うように健康的になりたいと思う今日この頃です。

 

steamのオータムセールで買った「OneShot」というゲームをやっていますのでその感想を書きます。

 

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この先ネタバレがあります。

このゲームは前知識なしで楽しむのが推奨されるゲームです。

未プレイの方はブラウザバックをお願いします。

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ブログとしてあるまじき注意書きだ。

 

 

 

 

ストーリーと仕掛けが最高に面白いゲームです。光を失った世界で突然目覚めた少女ニコは、大きな電球型の”太陽”を手に入れる。それはこの世界の太陽であり、世界の中心にそびえ立つ塔の頂上にこの太陽を置かなければ、世界は滅んでしまうのだという。ニコはこの世界の救世主として、人々やロボットに助けられながら太陽を届ける旅に出る。自分の役割を果たせば、元の世界に戻れると信じて……。

 

まずキャラクターやイラストがすごくかわいい。イベントスチルも一枚絵で終わらせず細かい動きを付けるのがさすがだなあと。ニコちゃんの目が大きいのとネコミミが最高にかわいい。なでたい。キャラクターも魅力的ですね。避難所で出会うイケメン電灯屋お兄さんに、チェスの強いロボットシルバー、シルバーポイント博士はひょうきんなキャラがとてもよく、本を愛する図書館長には共感しかない。出会う人全員を好きになれるゲームはそうそうないのでとてもいい気持になりました。

 

ロボットの声真似などの小ネタも随所にあり笑えるポイントがあるのも好きです。それでいて、崩壊する世界という重いテーマ。人々は厭世的で、「ニコが太陽を戻したところで何も変わらない」という、どこか退廃的でどうしようもない終わりに向かっている、その雰囲気が結構好きだったりします。それでも今やれることをやるしかない、というやるせない無力感と、刹那とはいえ希望と活力を得る、そのバランスがすごくいいですね。

 

通常ルートの最後には太陽を戻して世界を救うか、太陽を壊しニコがもとの世界に戻るかを迫られます。私はここまで来たのだからと一周目は太陽を戻しました。最後には愛と正義が勝ってほしい。他の人がどういう選択をしたのかは気になります。

 

One Shot、一回きりというタイトルの通り、オートセーブで二度と同じイベントを回収できなかったり、一周目と同じように二周目をクリアすることができないという仕掛けがあります。一周目では「え、こんな風になるの!?」という、予想を超えたイベントに驚かされ心躍りました。「よくできたゲームだねえ~」という独り言が何度口から漏れ出たことか。ドキュメントが増えていたり、別のプログラムを立ち上げたり……ゲームという枠組みを超えて楽しませてくれました。人間は、新しい物事を記憶することはできても意識的に忘れることはできない。私はこのゲームの仕掛けを知ってしまった以上、もう一度同じように驚くことはできません。ゲームの内容だけではなく、プレイヤーへの体験も踏まえたタイトルなのだろうと思います。最高。

 

solsticeルートは終えたのですが、今だ回収していないイベントやエンディングがいくつかあるので、もう少し周回するつもりです。何度やっても本当に飽きない、いいゲームです。よい買い物をしました。ありがとうOneShot。

 

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