何かに狂ってる

独り言ログ置き場です。

超遅ればせながら文学フリマ戦利品感想大会その2

みなさん、こんにちは。2021年13月8日の今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

本日は2021年11月23日火曜日(祝)に行われた文学フリマ東京で入手した御本の感想を書いていきたいと思います!

「年内に全て読み終える」って言いましたからね、有言実行していきたいですね!

 

……無理がありすぎるんだよなあ。

 

はい。2022年です。

今年もよろしくお願いします。

有言実行できてません。感想書けてないどころではなく読み切れていません。テイワット旅したりTerrariaでムーンロード倒したりあと自分でpixivに駄文投稿してたりしたせいですね。みんなTerrariaやろう……Steam版がおすすめだよ……定価じゃなくてセールやってる時に買おうね……

 

store.steampowered.com

 

買ってから1か月以上経っているせいでもはや積読の域に来ていますが、感想はきちんと書いていきたいと思います。いくらブログに購読者がいなくても失踪は悲しいからね……。

 

↓前回

aki-mi-tori.hatenablog.com

 

※作品のネタバレがあります。

※作品名・サークル名に誤り・問題があった場合はコメントにてご連絡ください。
※順不同です。

 

 

楢崎古都 少女遊風梨 様「新月と人魚」

張り詰めた心がはじける瞬間が伝わるような、切なさの詰まった3編を収録。都築絵里様「about:blank」は中学生の不安定な精神や人間関係がほろ苦く瑞々しい。朋峰様「案クール」はSF風味でありつつ最後は生まれた場所に帰着するというのがよい。楢崎古都様「ソナチネ」は大人の恋愛と友情のストーリー。ウェディングドレスを脱ぎ捨てて駆け出していくラストが美しく印象に残る。

 

アニメクリティーク刊行会 様「アニメクリティーク vol.4s」

アニメについての批評文を多数収録。フクロウ様「レグのミーティ殺害についてのささやかな違和感」は、悲痛で感動的なものとして描かれたシーンに対して一石を投じる内容で面白かった。また、SideBの「天気の子」論は映画を見たことがあったので、読み比べると面白かった。

 

アニメクリティーク刊行会 様「アニメクリティーク vol.5s」

前項の続編。あんすこむたん様「フランケンシュタインを巡る冒険」を読んで、自分で視聴したときには納得がいかなかったアニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」の内容に1つ解答案が提示されたような感じがした。

 

チューリップ庵「二人で言った場所」

あとがきの言葉が印象に残る。アナログな紙のぬくもりが、心に寄り添うような優しい物語が収録されていて、心が温かくなった。2つ目の「心のしずく」が一番好き。

 

田舎のくまさん 様「はにかむ。vol.2」

「家とりどり」というテーマでエッセイなどを収録。執筆者の皆様の生活が垣間見えるようで面白かった。編集がすごく好きです。「主人公が家から出ない映画」ぜひ見てみたいです。

 

「締め切りの練習 #7」

生活感あるエッセイや日記を習得した文集。池上幸恵様「2021年の日記から(主に)虫の出没記録」は虫が時々入り込む日常が垣間見えて面白かった。

 

さんどぼっくす 様「書き下ろし日本駄作コレクション ださく vol.2」

超展開あり! 駄作詰め合わせとのことだが、こうして並ばれると全く駄作に思えないから不思議だ。読んでいて一番ゾクゾクしたのは、びている様「ゆうくんのわくわく冬休み日記帳」、テンションが好きなのは高木ケイ様「夏への扉2.0」、さすが駄作大賞と言うほど面白かったのは名倉編様「ヤザワザキヤクザズサーガ」。ねらってやってるぜって感じのギラギラした拗ねらせた文体が癖になる。

 

やんぐはうす 様「5G 接続されたSF誌」

かの有名な大森望さんが講師を務めた小説講座の卒業文集とのこと。煽り文句では「ベストSFに入れたい短編が2篇あった」とのことですが、いやいや、2篇どころじゃなくて全部面白かったですよ? プロを目指す教室はやはりすごいですね……恐ろしい。どれか一つを選ぶのが難しいと思える小説集でした。

 

以上、次回へ続く!