何かに狂ってる

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山姥切長義に夢を見てるタイプの女による『舞台 刀剣乱舞 綺伝 いくさ世の徒花』感想

こんばんは。秋見鳥です。乱文乱筆失礼します。

 

夢女子などというものには縁がないと思っていた。

あくまでキャラクターは現実に存在しないのだから、夢を見たところで叶うことはない。小説の名前を自分の名前で設定して、現実には起こりえないふわふわしたご都合主義の甘い囁きを得たとして何の意味があるのだろうと思っていた。

のだけれど、なんかこうじわじわと山姥切長義に対する私の感情が歪んでいっているような気がする。嗚呼、恋とは落ちるものとは誰が言ったものか。夢女子というのはなるものではなく、いつの間にかなっているものだったのだなあと思う。

花丸の映画は怖くてまだ予告を見ていないし、慈伝の劇場版なんか観に行ったら心臓が止まりそうで行けない。維伝劇場版は話忘れたので行きたいです。

本日はそんな山姥切火力弱め現実で色恋のできないデブでブスの夢女子が、明治座より、刀ステの感想をお届けします。同担拒否の方はお気を付けください。

 

stage-toukenranbu.jp

 

歴史には疎く、役者様にも明るくないので大した感想は言えないのですが、ちゃんと記録しておかないと美化したうえで忘れるので書いて投稿しておきましょうね。1度きりの人生、恥と後悔を上重ねしていけ。

冒頭10秒で科白劇綺伝を見た時に全然人物わからなかったの思い出しました。洗礼名と和名が整理できなくてつらい。意識していかないと戦国歴史どんどん忘れてく。

 

あと休憩20分でそのトイレ数では、明治座くんはちょっと厳しいね。見切れ席なので出口に近いからトイレ行けるか?と思ったら全然無理だった。

 

 

以下、ネタバレがあります。

・あらすじは他の審神者に任せた。

・「科白劇 舞台『刀剣乱舞 / 灯』」のネタバレもあります。科白劇についてはうろ覚えで喋るので、もし間違った記述があったらご容赦ください。コメントにてご指摘いただけますと助かります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

政府刀コンビのタイツがツルツル!

変な性癖の扉開きそう……!

 

1階の一番端の見切れ席でした。未だに上手と下手が記憶できてないのだけれど、舞台に向かって右側。見切れ席まじで演出とか見切れてしまいますが、いつもは2階席や後ろのほうの席からしか見ていないので、至近距離ですごく新鮮な感じがしました。演出は言葉通りに見切れるし黒子も見えるけれど、ポテンシャルだけは抜群だぜ。

 

ストーリーは科白劇綺伝+新規カットという感じ。結構ストーリー変えてくるのかと思っていたら、割と展開は沿っていったような気がする。まあ追加された新規カットが問題なんだけどさ……。

 

愛憎もまた愛だよな、などと考えながら観劇していたら、歌仙兼定に「それを愛と呼ぶのは簡単だけれど」と言われてしまったので口をつぐみましょう。言葉というのは、普段は扱いが難しいものなのに、時に便利に使えてしまうものなのだなあと思いますね。

いくさ世の徒花、勝っても負けても散る運命。話の行方は決まっているが故に、演出や話の運び方が問われます(っていつも言ってる気がする)が、信頼と実績の末満さんなのでそのあたりは無問題ですな。

第二部冒頭で血染めの着物の話をして、歌仙がガラシャを切ったあとその血を着物で拭い、「雅じゃないね……」と言うところは本当に脚本が上手いと思う。おこがましいかもしれませんが、上手と下手もわからないような人間の生意気な戯言なので許してください。。

 

明治座の奈落と花道を使った演出が、やはりこの箱ならではだな、という感じがしてよかったです。大きいところじゃないとこういうのできないよね。花道に近い席だったら横を演者の皆様がどんどん駆け抜けていくからそれはそれで楽しそう。

 

演出面で他印象深いのは、獅子王の戦闘シーンでの鵺との共闘と、篭手切江の戦闘シーンがダンサーっぽくビートが効いた音楽だったこと。音楽には疎いのですが、真剣必殺モードの歌仙兼定が奈落からせり上がってくるところでイタリア歌曲っぽいの流れたの最高に痺れましたね。後で有識者の感想探って曲名調べよう。

あと冒頭とラストのガラシャのシーンで桔梗咲き乱れるのも美しい。聖堂のシーンが最後の晩餐っぽい構図になるのもよい。

 

新規カットは次回作への布石だと思うんですが、ラスボスになりそうな人物が出てくると「刀ステ、終わるのか……?」という気持ちになってしまってよくない。我々は血が滾る物語に飢えている。モノガタリヲオクレ……。

『反転』というキーワードに加えて、どことなく刀剣男士を類推させる時間遡行軍の姿が不穏オブ不穏。心の闇は誰にでもあるからつけこまれれば逃れられないのかもしれない。

山姥切vs山姥切はもう完全に俺得なのですが、山姥切長義がちゃんと山姥切国広を認めている感じなのがすごくよい。「この本丸を守るのは俺だ」ってのが完全に主人公なんよな。熱しやすく冷めやすい山姥切長義好きだ。冷静に狡猾に策略を練りつつ最後は力でねじ伏せるの最高。

あくまで戦ったのはまんばちゃんの「影」とのことなので、本体は順当に修行してるって審神者信じてる。

 

七海ひろき様は美しくかっこよかった。科白劇で先にガラシャの女になっておいてよかった。そうでなければだめだったかもしれない。

細川ガラシャの手を引くのが、賽の河原で人々を救う地蔵の名を冠した、地蔵行平というのがまたいいんですよね。宗教の融合よ。地蔵行平役の星元裕月さんは個人的に気になる役者さんなので、2.5次元じゃない別の舞台でも観てみたいと思います。

 

あとはもう語彙がないので単純な表現で申し訳ございませんが、全員かっこよかったです。青江スマートでよかったよ青江。また丸亀行くね。亀甲さんはかわいい枠。獅子王は清涼剤。ラストシーンでハイタッチしながら入れ替わっていくの、信頼が感じられてよい。

 

ざっとこんなところでしょうか。皆様もぜひ感想をお記しください。記されたものが歴史の地層を作るのだからね。

私は脳が溶けているのでこんな中身のない感想しか書けないや。このあたりで失礼します。